夢気分をさめないで
卓志のつぶやき
爺ちゃんには、色々な事を
鈴さんに向けられた
鈴さんの事が話にでると
親父やお袋まで
好奇心で家にと爺ちゃんに
俺はいなかったけど
親父たちみれば楽しかったみたい
わずかな時間で爺ちゃんの事を
それから
付き添いをしてくれた
家庭的な子だと
爺ちゃんは見向いていたみたいだ
しかし葬儀に行こうと部屋に行ったら手紙だけで姿がなくなっていた
叔父に聞けば
赤の他人が親族だけの式にでるのはいかがなものかと追い出したみたいだ、それには親父も怒った
あの子は、会長が心を開いた話相手だってな
親父もすぐさま手配した探すように
運転手にもマンションまで行ってもらったが ・・・だめだった
爺ちゃんと二人で何か約束していたようだったから、一人でお別れしているんだろうと、探すのはやめた