夢気分をさめないで
日曜日
いつものように
恋愛小説を持ち込んで
読み更けていた
泣いたり
鼻をツンとさせたり
涙が溢れたり
本当小説の中だけでいいの
「ここいいですか?」
なに読んでいるのかと訪ねられた
「オフィスラブです、小説の主人公に浸かっていた方が・・・」
「何故なんだ?好きになれば関係ないとおもうが?」
「女性のやっかみがあります、現に今・・・・うんん、これからもっと酷いいじめがあると思いますから」
「いじめられてるの?」
「似たような事は、ありますよ、いつでも」
「じゃあ、俺が守るから、小説の世界から抜け出てみませんか?俺と付き合って欲しい、鈴ちゃんの部屋そのままだから、実家にきてもいいけど?」
「友達からなら、お願いします」
「これから、社長でなく、俺に相談してくれよ」
「はい、副社長に彼女ができたら速やかに退散しますね」
「俺は鈴ちゃん一筋にって言ったのに」