恋する想いを文字にのせて…
「…すみません、ちょっと社用ができたので1時間ほど抜けてきます」


ドアをノックして中に声を掛けると、ハッとした表情の最上来未と目が合った。

先生と萌子さんは明るい顔をして振り返り、「こっちは気にしないで行ってらっしゃ〜い!」と返事をしてくれた。



「すみません…。来未さん、また後で」


客人として連れてきた人に頭を下げて出て行った。


これからの時間が彼女にとって、どれだけ重要かを知りもしないでーーーー。






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