サンタだって恋がしたい!
国家機密のその理由は
12月24日。聖なる夜の一日前。
子供達はみんな目を輝かせて眠りにつく。


そんな子供達のもとに、プレゼントを
届けに行くこと。それが私の父の仕事だーー…。





「美佳ー!田中さん家のリストどこにやったの!?」

「田中さんとこは池田さん家のリストの下!さっきまとめて渡したでしょ?」

「あ、ほんとだ!ちょっとあなた!ここにあるじゃない!」

「すまない!手が離せないんだ!持って来てくれ!」





12月に入ると。私の家は途端に騒がしくなる。


毎晩毎晩子供が寝静まった頃。
お父さんのパソコンに大量に届くメール。
そこには子供達の欲しいプレゼントが書かれていて。



毎年この時期になると。
私達は一家揃ってメールからプレゼントリストを
作成して、手分けしてプレゼント調達に走るのだ。





私の家、三田(サンダ)家は。先祖代々から
サンタクロースをしている。



そもそもサンタクロースとは。
みんながよく歌っているような、真っ赤な服を
着た恰幅のいい白ヒゲのおじいさんだけじゃない。
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