Pathological love
「違うんですっ!これはっ!」
彼女の声で我に返ると、数人の女子社員達は騒ぎながら出ていった後だった。
「すいませんっ!!私…失礼しますっ!」
「えっ?ちょっと………」
一人取り残される給湯室。
「何よ………これ?」
また噂が増えると溜め息をつくと、携帯が震えた。
(やばっ!!打ち合わせ行かなきゃ!!)
「もぅ…今日は一体何なのよ………厄日じゃない。」
朝から次々と起こるトラブルを一旦後回しにして、私はエレベーターへと駆け込んだ。