高恫家の長女は(内心)最強毒舌少女でした。

今も、俺の前で

必死に訴える彼女には

俺の面影なんて感じない


感じるのは、

彼女と同じく

俺が傷つけてしまった

あいつらの母親で、俺が一番愛した女

の面影。



あいつもそうだった

俺があいつを愛していないわけが

ないのに


あいつはいつも不安がっていた

俺もその不安にきずくことが

出来なかった

だからあいつは俺のそばに

居なくなってしまったんだ


あの時感じた

胸の奥深くから溢れだす