強引上司と過保護な社内恋愛!?
「はい、これ」
佑樹くんがテーブルの上にサングリアの入ったグラスを置く。
「あれ?注文してないけど」
驚いて見上げる。
「俺の奢り。よかったね、桧山さんと上手くいって」
思わぬお祝の言葉に思わず胸がジンとする。
「あ…ありがとう」
一口飲むとフワリとワインの芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。甘酸っぱくてとても美味しい。
「でも俺、あきらめたわけじゃなから」
佑樹くんはカウンターに肘をついて二コリとキュートな笑みを浮かべる。
「ど、どうゆう事?」
佑樹くんのストレートな台詞に思わず胸がどきっとしてしまった。
もしかして仔犬系男子は…私の事を本気で…?
どうしよう。
私には桧山さんという心に決めた人が…!
頭の中で竹内まりやの『けんかをやめて』が流れ始める。
「いつも澄ましてる泉さんがベッドで乱れる姿を一回くらいは見てみたいんだよねー」
どストレートな台詞に今度はズッコケそうになる。
迂闊にも感動してしまった私が馬鹿であった。
やっぱりこの男は仔犬系腹黒男子だ。
だけどニコニコ笑うその顔を見ていると、どことなく憎めない…なんて思ってしまうのだから、私はやはり甘っちょろい女なのかもしれない。
佑樹くんがテーブルの上にサングリアの入ったグラスを置く。
「あれ?注文してないけど」
驚いて見上げる。
「俺の奢り。よかったね、桧山さんと上手くいって」
思わぬお祝の言葉に思わず胸がジンとする。
「あ…ありがとう」
一口飲むとフワリとワインの芳醇な香りが鼻腔をくすぐる。甘酸っぱくてとても美味しい。
「でも俺、あきらめたわけじゃなから」
佑樹くんはカウンターに肘をついて二コリとキュートな笑みを浮かべる。
「ど、どうゆう事?」
佑樹くんのストレートな台詞に思わず胸がどきっとしてしまった。
もしかして仔犬系男子は…私の事を本気で…?
どうしよう。
私には桧山さんという心に決めた人が…!
頭の中で竹内まりやの『けんかをやめて』が流れ始める。
「いつも澄ましてる泉さんがベッドで乱れる姿を一回くらいは見てみたいんだよねー」
どストレートな台詞に今度はズッコケそうになる。
迂闊にも感動してしまった私が馬鹿であった。
やっぱりこの男は仔犬系腹黒男子だ。
だけどニコニコ笑うその顔を見ていると、どことなく憎めない…なんて思ってしまうのだから、私はやはり甘っちょろい女なのかもしれない。