100%ジュース
僕は無事に単位を取得し、高校課程を卒業した。そしてそのまま、その学校の専門課程へと入学することにした。専攻はボーカル。入学して間もない頃、まだ授業も開始する前に、奨学金の手続きをしようと学校へ行った僕は、帰りに学校と駅との間に挟まれた公園でベンチに座った。桜が舞っていて綺麗で、見とれていたら声が聞こえた。

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