100%ジュース
僕はある部分を除いて、真冬に対する不満はなかった。それは、真冬はどんなに仲良くなってきても自分の心を開こうとはしなかったように見えたことだ。僕から聞いたことには答えるが、真冬からすすんで自分のことを話すことは全くなかった。むしろ、たまに僕が聞いたことにさえも口をつぐんでしまうところがあった。

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