哀し
いつもより早く家についついたのでゆっくりとお風呂に入ることにした
お湯につかりながらこれまであった事を思い返してみる。
先輩に代表に指名されてからなんだかんだこの一週間忙しくも充実してる。
最初は嫌いだった先輩ともなんだかんだ仲良くしてる。
ふと鏡に映った自分が目に入る
地毛の少し明るめな茶髪と伸びた手足
昔は小柄だったけど今では成長期なのか167㎝に達した身長
痩せているけれどちょうどいいのではなく痩せすぎた体。
黒髪のふわふわしたあの子には程遠い…
ってなんで私は彼女さんと比べてんだ。
あの子に向けられる先輩の目は
暖かくて大切にされているのがよくわかった
羨ましいなあ。
無意識に思った。
ああ、そうか、私は、先輩が
好きなんだ。