ねぇ、松風くん。


「……はい!そこまで!」

”優ちゃんから離れなさい”と、綾菜さんの声に、渋々 私から距離をとった早川くんは

なぜか松風くんに視線を向けた。


「……お前も優さん狙い?」

「……。」

「ま、どっちでもいいけど。」


そう言って爽やかに作り笑いを浮かべる早川くんは”制服に着替えて仕事!”と、綾菜さんに促されて隣の部屋へと着替えに行ってしまった。


……わ、私これからどうなるの?


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