ねぇ、松風くん。
休憩室に着くなり、イスに腰を下ろした俺は特別することもなく。
普段はだいたい2人ずつの休憩も、今日は俺 1人の日、話し相手もいない。
何回かに1回は1人休憩の日がある。まぁ、ただ単に人数の問題だけど。
実際、1人の方が気楽でいいのかもしれない。
ちなみに、佐々木さんと休憩が一緒の時は、休憩の始まりから終わりまで、途切れることのないトーク。いや、俺は聞いてるだけだし、退屈しなくて助かるけど。
”うん”とか、”へぇ”とか、”そうなんだ”とか。俺の相槌のレパートリーの少なさは間違いなく佐々木さんを退屈にさせている事だろう。