ねぇ、松風くん。


…通り道で、隣のクラス。
つまり松風くんと高瀬くんは4組。


…あれ。でもなんで私が3組だって分かったんだろう。伝えた記憶はない。


「…あ、これか。」


再度、自分の腕の中のワークに視線を向ければ見慣れたクラスメートの名前の横に【組 2-3】としっかり油性ペンで書かれていた。

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