ねぇ、松風くん。
ねぇ、松風くん。
初めて松風くんを見た瞬間、私の中のときめきメーターはビビッとMAXボルテージ。
それでね、思ったの。”あ〜、この人だ”って。
「ねぇ、松風くん。」
「ん?」
大事にしてね。
よそ見はしないでね!
わがまま言っても許してね?
たまにはケンカもしようね。
それから…
「大好き。」
私の言葉に目を見開いて驚いた顔をする松風くんは、初めて会った頃とは比べものにならないくらい表情が豊かになった。
「……それ、煽ってんの?」
「へ?…あ、ちょっと待っ」
「…待たない。」
「…っ!!」
聖なる夜、私に降り注ぐのは空からの真っ白な雪と松風くんからの甘いキス。
【 E N D 】