ねぇ、松風くん。
長身で、大人な雰囲気の源さんは年齢不詳。大学生くらいかな?と勝手に予想してるんだけど。
気さくで優しくて、分からないことなんか聞く時は個人的に1番聞きやすい。
「やっぱり、佐々木さんの笑顔には同性でさえ魅了されちゃうんだね〜!」
「私にそんな威力ないですよ。でも、ああやって言ってもらえると頑張ろうって思いますね!」
バイトしてて楽しいって思える。とてもいい経験をしてるな〜って感じる。
「佐々木さんは頑張り屋だね〜!そのうちもっと人気出て、佐々木さん目当てのお客さん増えるかもね!」
手だけ考える人のポーズをとって、ニヤリと茶化すように笑う源さんに、
「もう!それはないですよ!」
半分笑いながら、ため息を吐いた私。
「そうなってくれたら助かるわ〜!なんてね。これからも頑張ってね、優ちゃん。」
いつの間にか、近くにいた綾菜さんは私たちの話を聞いていたのだろう。
期待してくれる人がいると、それに応えたいって思うのが人間の性質。
「綾菜さん…!もっともっと頑張ります!」
これからも精一杯の笑顔で頑張っていこうと思う佐々木でありました。