ねぇ、松風くん。
「…はぁ〜。」
トイレの前まで走った私は、壁にもたれて呼吸を整えるべく大きく息を吐いた。
やっぱり、もっと強く合コンへの参加を断るべきだった…と今更後悔しながらスマートフォンを取り出す。
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ごめん!
あたし先帰るね(^_-)
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それだけ打って、菜穂へ送信。
とりあえず、帰ろ。
今回の合コンは男性陣がお金を出してくれるから…と、美香ちゃんに言われていたがどうにも気が引けてしまう。
受付に、お金…払って行こう。
…でもそんなこと出来るのかな。