誰もいない教室で、あなたを見つけた
ひまわり学園は、もしかして幽霊学園?
驚いた事に、運動場ではたくさんの幽霊たちがサッカーをしてた。


何故か、航平君もいるし。


「半日だけ降りて来れたんだ。」


あの別れはなんだったのか。


血だらけな幽霊もいるし。


怖いんですけど。


「花菜もおいでよ。」


「いってらっしゃい。」


え、学園長にも幽霊が見えるのですか。


「彼らは怖くないから、大丈夫。」


この世に色んな思いを残した幽霊たちだけど、決して悪さはしないと言う。


「私の子供もあの中にいるのよ。」


学園長の息子さんも病気で亡くなっていた。


子供を失い、全てが嫌になり死のうとすると、子供さんがが現れ怒られたらしい。


母さんがなんで死ぬんだよ!


僕の分も生きて!


だから、子供たちを救う為にこのひまわり学園を作った。


走り過ぎて疲れたけど、久しぶりに汗をかいて気持ちがいい。


「花菜に又会えて嬉しいよ。」


私も嬉しい。


「お母さんは元気にしてるかな?」


「向こうでもお母さんやってるよ。」


そうなだ。


良かった。


母さんが幸せなら嬉しい。


向こうの世界でもお母さんしてるなんて、お母さんらしいと思う。






















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