キミを信じて
「『今』の自分でいいのか?」
銀龍が顔を歪める
なんで他人なのにそんな悲しい顔するの

「・・・おかしいよ」

「俺達は仲良こよしなんてしてない、お互いがお互いを‟信じてる”」

「‟信じる”ってなに‟裏切る”ってことじゃん」
結局、口先だけじゃんか

「そんなことないよ」

「そうだぞ!」

「仲間がいるから、信じることができるやつがいるから、強くなれる」
青龍、黒龍そして白龍が言う

「どうして、そんなに」

「何にも言わねえで、仲間になれ」
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