キミを信じて
「だけど、姫華は違ぇんだ。アイツは不器用で人見知りで。親だってそんなの分かってるハズなんだ。」

「だけど、いつも俺と姫華を比べるんだ。そのたびに姫華の胸に傷ができる。けど、それを必死で隠すんだ。一人でため込んで、一人で泣くんだ」

「俺のせいで、姫華を苦しめてるんだ」

俯くキシ
きっと涙を流してる

それくらい、妹想いなんだ
それくらい、親は比べるんだ

キシを見ているとそれがすごくわかった
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