キミを信じて

リュウキ

「・・・・ん」
朝のウザったい光が差し込む。

朝は嫌いだ。
自分の存在が確かめられるようで。
まるで今日も生きてるんだ、って言われてるようで。

「今日から学校かぁ~」
重い体をムリヤリ起こす。

高校二年生 夏
この中途半端な時期から始めた一人暮らし

友達もいなければ、思い入れもなかった高校から転校し、今日からお兄ちゃんが通っていたここら辺では有名な不良高校にいくことにした。

お兄ちゃん、騎士は高校三年生だった。
結構ヤンチャでケンカもよくしていた。
< 2 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop