キミを信じて
それを確認すると

「キミのお母さんはね、愛をもてなかったんだ。キミに」

愛・・・・・?

「簡単に言えば、好きとか大切とかそういう感情をキミにもてなかった」


「だから、彼女はここにキミを連れてきた。少なくともここでは愛情が私といるよりはもらえるだろうからって考えたんだろうね」


俺は声を発しないまま話は進んでいく

「キミの名前は君のお母さんがつけてくれた。お母さんはキミを幸せにするためにここに連れてきた」
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