天然娘とオオカミ君の恋
「夕菜!おはよう!」

あたしがそう言うと夕菜はこっちへ走り出した。

「天音~数学の宿題やった?」

「・・・え!?数学、宿題出てたっけ・・・??」

あたしは首をかしげる。

「出てたよ~!天音、アホ~♪」

「ひっどーいっ」

あたしは、ぷうっと頬をふくらます。

「よっ天然娘~!」

同じクラスの男子があたしに叫んだ。

「天然言うな~!」

あたしも叫び返す。

また、頬をふくらます。

「まあ、怒らない。怒らない。」

夕菜があたしの頭をポンポンとしながら言う。
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