地味子×学年王子様~甘い学園物語~


メイドさんが、ワゴンから運ばれて来た物をせっせとテーブルに並べた。


相変わらず、豪華だなー…。


朝は、日替わりで洋食が色々出るけど、私的には和食の方が好きなんだよね…。


そんな事、言えないけどさ。


「お嬢様、本日のお紅茶は、いかが致しましょう?」


メイドさんが、私に聞いて来た。


「じゃあ………ハーブティー、お願い出来る? 種類はなんでもいいから」


「畏まりました」


そう言って私に一礼すると、メイドさんは静かに部屋を出て行った。


私の家に雇ったお手伝いさんの数なんて、数え切れない程いる。


皆、テキパキと働いてくれる人達ばかりだった。


「いただきます」


私は、モソモソと朝食を食べ始めた。


スクランブルエッグが、トロトロと口の中でとろけていった。


自慢じゃないけど、うちの食事は3食(&おやつも)とも、有名なコックさんやパティシエが作っている物。


他にも、ショコラティエとか、色々なジャンルの料理人がいる。



< 3 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop