地味子×学年王子様~甘い学園物語~


私も、バレンタインの時期になると、ショコラティエさんにお願いして、作って貰ってたりもした。


「ハーブティーを持って参りました」


メイドさんが入って来て、お洒落なティーセットを置いた。


「本日は、英国王室御用達の、最高級アールグレイでございます」


コポコポと言う音を立てて、カップに紅茶が注がれた。


最高級アールグレイとか、英国王室御用達とか言われても、そんなのよくわかんないけど。


でも、ハーブティーは好き。


なにせ、私が初めて飲んだ紅茶が、詳しい名前は忘れたけど、ハーブティーだったから。


豪華に盛られていた朝食を食べ終わり、紅茶も飲み終わった。


メイドさん達が、ワゴンで空になった食器を片して行った。


これが、普段の私の朝だ。


次は、制服に着替える。


私は、ここら辺でも有名な私立中学に通っている。


そこは、お嬢様や御曹司とかしか通えない、所謂、お嬢様学校。


私は幼稚園からそこで、小・中とエスカレーター式でここまで来ている。



< 4 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop