恋と失恋と恋と
「歌禀は誰も勝てないくらい美人なのに自信がなさすぎ。俺には勿体ないくらい最高のパートナーだから」
波瑠汰はいつもいきなり心をうたれるような言葉を言ってくれる
私が笑顔でありがとうと言うと満足そうに行くかと足を進めた
波瑠汰はまた手を握って、深呼吸すると社長室をノックした
「入るぞ」
私は久しぶり会う波瑠のお父さんとの対面に緊張が高まった
波瑠汰が社長室のドアを開けると広く、開放的な景色が広がっていた
波瑠汰のお父さんは、山積みの資料に目をむけていたけど、パソコンを閉じて私たちのほうに歩いてきた