恋と失恋と恋と


「歌稟、なんかあったらすぐ呼ぶこと。俺を頼って」


そういってくれて波瑠汰は私の体を離すと



瑠唯心を抱っこして笑顔で私を見送ってくれた



私はインターホンを押すと

お母さんの元気な声がした



「うそ!?歌稟!?」



それだけ言ってお母さんはインターホンを切るとすぐにドアが開いた


おかあさんは本当に美人で千晶の年齢の子供がいるには思えない



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