恋と失恋と恋と


「波瑠汰?いつまで歌禀の手を握ってるの?何時間も座ってたら波瑠汰まで倒れるよ。」

俺は声がしたほうを向くと、志桜里が心配そうに立っていた

「俺は大丈夫だ。歌禀のそばにいることができるなら何時間でもここにいる」


俺は決めていた。

何があってもこの手を離さないと

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