恋と失恋と恋と

「か、かりん!??」

俺は目がまたとじないように、必死に歌禀を呼んだ


すると歌禀は、うっすら目を開けたままふわりと微笑んだ



「は、はる、、た」


歌禀が俺の名前を呼んでくれた

消えてしまいそうな歌禀の声は俺の心のなかでしっかりと届いた




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