イノセント・ラブ
わたしはそっとスマホのロックを解除する。

『野間悠希』


LINEの友だちに、新しく追加されたまさかの名前。
それを見るとさっきのことは、やっぱり現実に起こったことだったのだと、自分を納得させれた。

遊び人、不潔、チャラい。
そういった、すこしネガティブで汚いイメージを持つ一方で、地味で目立たないわたしみたいな人間が、連絡先を交換したんだという優越感を抱いたりもした。


花火大会。


斜め後ろからのアングルで撮られたアイコンを見ていると、少し高めの独特の声が頭の中を何度も行き来した。
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
パパ、分かってください
ぼうい/著

総文字数/8,847

ファンタジー44ページ

表紙を見る
たましいの歌
ぼうい/著

総文字数/108

ファンタジー2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop