イノセント・ラブ
それはあまりにも予想できないことで。
わたしの頭は真っ白。
息もできない。

それは周囲にいた子たちにも同じことが言えたようだ。


ざわざわ。
女の子の高い悲鳴や、面白そうに話す声。

それでもわたしもキミも黙っていたら、やがて静かになっていき。


「…ねえ、まずはLINE教えて?」


この一言でまたもや教室や廊下は騒がしくなった。
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