イノセント・ラブ
野間の姿がなくなったのを確認して、わたしを中心に人だかりができる。

「野間くんとなんかあったの!?」
「お前いつの間に〜」

わたしはただでさえ意味不明の状況に追いやられているというのに、これ以上考えて更に謎をうむのはよした方がいいと感じた。
ので。

「不思議な人!」

とだけ言って、自分の机にそそくさと戻ったのだった。
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