【完】午後7時のシンデレラ
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「ね、キミかわいーね!」
軽い掛け声にふいっと振り向く。
目線の先には随分制服を着崩した、チャラそうな身なりの二人の男。
「え、わたし?」
「そうそうそう」
こくこくとニヤついた顔で頷く二人。
き、きた!!
ナ・ン・パ!
後ろを振り向いて、小さくガッツポーズ。
ナンパなんて滅多に、というか初。
しかも朝からだなんて...。
今日はちょっと丁寧に髪とかしたからかな。
はっ、ダメダメ。
ここでフラフラついていっちゃうと、軽い女だって思われちゃう。
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