【完】午後7時のシンデレラ
離れようと体を動かす。
「っ!」
グイッとまた力強く抱きしめられる。
「でも俺、そんなの気にしないよ」
「わっ」
今度は頭上にキスが落とされる。
機械大好き。
オイルの臭いが染みつくのもたまにあり。
それでも少しずつ乙女な部分が、彼によってあらわにされる。
「もういっかいキスしてもいい?」
そう訊ねるものの、彼はわたしの答えを聞くまでもなく唇にキスを落とす。
「なっ、なっ」
初めての年上彼氏は、何かと刺激が強そうです。