意地悪な幼なじみが冷たい理由
「気ぃ抜いたら拐われるよ、芙美は……」


「誰も拐わないって」



「……もういい。帰る」


アヤちゃんは背を向け、ドアの取っ手に手をかける。



「あ、心配してくれてありがと」


「…………」



無言で出ていくアヤちゃん。

呆れて言葉も出ない……的な?



あーぁ、またやっちゃった。
でも、なんで怒ってるか全然分からないよ。

< 18 / 107 >

この作品をシェア

pagetop