意地悪な幼なじみが冷たい理由
【なにも買わなくても良いから……】

なんてアヤちゃんはメールしてきたけど。


それじゃあ行く意味がないから、とりあえずレトルトのおかゆとスポーツドリンクを買って行くことにした。








アヤちゃん家のインターフォンを押す。
数十秒後、扉がゆっくりと開いた。


「……芙美、入って」



若干顔が赤くて目が潤んでいる。

かわ……じゃなくて、


「アヤちゃん、熱あるの!?」



しまった!

熱冷まシート、買ってない‼

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