意地悪な幼なじみが冷たい理由
とりあえずアヤちゃんを寝室まで連れていく。



「芙美、ここ、男の部屋なんだから……ホイホイ入ったら危ないぞ」


なんて言ってるけど、その“男”とやらはフラフラしている。




「大丈夫。私、病人に襲われるほど体力ない訳じゃないから」


なんて言い返してテキパキと熱を測ったりするした。




「アヤちゃん、熱冷ましシート、どこ?」


「……ん?戸棚」



なによ、 ん? って……可愛すぎるっ。


「ととととと、戸棚ね?」


言われた場所を探る。

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