意地悪な幼なじみが冷たい理由
ボーッとしていたら、数学の先生が入ってきた。


あ、朝のHR終わったのか……って、あれ?今日、数学あるの!?

やば……、持ってきてない~!






「じゃあ、p17の問10~12、復習代わりに解いてみろ」


ええええ!?教科書なんて無いよ!

右隣の人から……って、全然しゃべったことない男子だ。


左……は、言うまでもなくアヤちゃん。



私の視線に気づいたのか、アヤちゃんは首を傾げる。

ちょっ、可愛い‼
じゃなくて……、



「あの、教科書忘れちゃって……」

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