意地悪な幼なじみが冷たい理由
笑顔で返事をする、しょ……大樹くん。

な、なんか女子を呼ぶ時とはまた違った緊張感があるなぁ。





「おはよう、庄司」


「あ、橘!おはよ~」


なんかにこやかに挨拶するアヤちゃん。

釣られたのか、大樹くんもにこやかになってる。




「二人共、こんなに仲良かったっけ?」


「芙美には仲良さげに見えるんだ?」



最近多くなった、怖い爽やかスマイルを私に向けるアヤちゃん。



「え?ち、違うの?」


自然と引きつった笑みが出る。

< 72 / 107 >

この作品をシェア

pagetop