鬱陶しいアイツ。
「実は、俺、小学、中学とイジメられっ子
だったんだ。」
「昔からさ、俺の母さんと、父さん、
仲悪くてさ。
離婚、再婚を繰り返してたんだ。」
「だから、小学校、中学校時代は、
しょっちゅう苗字が変わってたんだ。」
「そのせいで、さんざん馬鹿にされたし、
イジメだって受けた。」
「俺は意気地無しだったから、誰にも
相談できなくて、1人で抱え込んでた。」
「・・・誰も、俺を助けてくれなかった。」
「実はね、」
「亞実ちゃんと初めて会った時、
覚えてる?
あの時、本当は、ね、」
「突き落とされた・・・でしょ?」
「っ?!なんで?」
「あんなヘタクソな嘘、中学生の私でも
わかったわ。」
「……そう。あの時、俺は、海の近くを
歩かされてて……
ある程度歩いた所で、押された。」
「そこを私が見つけた……と。」
「あの時は本当にありがとう!!
お陰で死ななくて済んだんだー!!!」
ギュウ・・・
「ちょっ?!亞実ちゃん?!」
「・・・本当は辛かったんでしょ?」
「・・・」
「これで・・・おあいこ?」
「亞実ちゃんには本当、叶わないなぁ……。」
「あの時、本当に嬉しかった。
俺はこのままずっと1人なんだって
思ってたからさ。」
「だからさ、助けてもらったのがすごい
嬉しかった。」
「それとね、」
「きっと、今思えば、一目惚れだったんだと思う。」
「俺ね、あの日から、亞実ちゃんの事
しか考えなくなってた。」
「もしかしたら、また会えるかもって・・・」
「だけど、その時の俺は亞実ちゃんの事、
なんにもしらなくてさ。
諦めた・・・つもりだった。」
「でも、偶然なのか奇跡なのか、
こうして、入学した高校が一緒で、
クラスまでも同じだった。」
「だからさ、どうにかして、亞実ちゃん
と仲良くなりたかったんだ。」
「俺の、自分勝手な思いで亞実ちゃんを
傷つけてしまった・・・」
「改めて、あやまるよ。本当にごめん。」
だったんだ。」
「昔からさ、俺の母さんと、父さん、
仲悪くてさ。
離婚、再婚を繰り返してたんだ。」
「だから、小学校、中学校時代は、
しょっちゅう苗字が変わってたんだ。」
「そのせいで、さんざん馬鹿にされたし、
イジメだって受けた。」
「俺は意気地無しだったから、誰にも
相談できなくて、1人で抱え込んでた。」
「・・・誰も、俺を助けてくれなかった。」
「実はね、」
「亞実ちゃんと初めて会った時、
覚えてる?
あの時、本当は、ね、」
「突き落とされた・・・でしょ?」
「っ?!なんで?」
「あんなヘタクソな嘘、中学生の私でも
わかったわ。」
「……そう。あの時、俺は、海の近くを
歩かされてて……
ある程度歩いた所で、押された。」
「そこを私が見つけた……と。」
「あの時は本当にありがとう!!
お陰で死ななくて済んだんだー!!!」
ギュウ・・・
「ちょっ?!亞実ちゃん?!」
「・・・本当は辛かったんでしょ?」
「・・・」
「これで・・・おあいこ?」
「亞実ちゃんには本当、叶わないなぁ……。」
「あの時、本当に嬉しかった。
俺はこのままずっと1人なんだって
思ってたからさ。」
「だからさ、助けてもらったのがすごい
嬉しかった。」
「それとね、」
「きっと、今思えば、一目惚れだったんだと思う。」
「俺ね、あの日から、亞実ちゃんの事
しか考えなくなってた。」
「もしかしたら、また会えるかもって・・・」
「だけど、その時の俺は亞実ちゃんの事、
なんにもしらなくてさ。
諦めた・・・つもりだった。」
「でも、偶然なのか奇跡なのか、
こうして、入学した高校が一緒で、
クラスまでも同じだった。」
「だからさ、どうにかして、亞実ちゃん
と仲良くなりたかったんだ。」
「俺の、自分勝手な思いで亞実ちゃんを
傷つけてしまった・・・」
「改めて、あやまるよ。本当にごめん。」