鬱陶しいアイツ。
「もういいの。」




「なんか、もう

どーでもよくなっちゃった

から。」







・・・







「私ね、あなたに抱きしめられた時、

久しぶりに人の暖かさを感じた気がした

の。」







「あなたはとても暖かかった。

太陽みたいに、ポカポカしてた。」




「実はね、」






「・・・私には兄がいたの。」
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