鬱陶しいアイツ。
この後も、状況をのみ込めなかった私は彼(木上さん)にいろいろと質問攻めした後、
だいたいの状況を理解した。


1から説明すると、



まず、私は、休み時間に、廊下で倒れてたみたい。


・・・きっと貧血だ。元々、体があまり強くなかった私は貧血になりがちだったのもあるだろう。


そこを見つけた木上さんが、私を保健室に運んだそうだ。









・・・いろいろと迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。


「いやー!気にしないで!


それと、俺ら同い年なんだし、


敬語とか堅苦しいのやめよーよ!」



でも、もう、あなたと関わるつもりはないので・・・



「そんな事いわないでよー!

ほら、こーゆーのどう?


俺は亞実ちゃんに、溺れてた所を助けて

もらった!

そんでもって、亞実ちゃんは俺に保健室

まで運んでもらった!」



・・・それがなんですか?




「ほら!もう俺達、こーゆ仲なんだし!

そして、

俺、亞実ちゃんの事、前から気になってたんだ!」




・・・







「俺と、友達にならない?」




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