君からの好きって言葉がほしくて。
ゲームオーバーってこと。
私は一旦家に帰りベッドに倒れ込んだ
あの後、家までずっと泣き続けたせいで目は真っ赤
目はヒリヒリして痛いし心はぽっかり穴が開いたようだった
「どうしたらいいの…私」
時計を見ると順くんとの待ち合わせ時間まで後少しだった
「行かないと…」
気持ちはどうであれ行かなきゃいけないという使命感が私の中にはあった
私は白いコートを手に取り家を後にした