君からの好きって言葉がほしくて。




…待っても待っても順くんはやっぱり来なくて



日はいつの間にか落ちて真っ暗になってしまった



もう順くんはとっくの昔に私のことなんて忘れたのかもしれない




私、今日で11回も待ってるんだよ?



やっぱり初恋は叶わないって噂は本当だったのかな



私はすっかり冷えた手をさすって息を吐く




その時…後ろからふわっと誰かに包まれた







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