君からの好きって言葉がほしくて。



俺は耐えきれなくなってさゆりを後ろから抱きしめた




「もう待つなよ。俺にしとけよ」





俺がいくらでもお前を幸せにしてやるよ



笑顔にしてやるから…だから俺のとこ来いよ




そう思って強く抱きしめて告白しようとした時




「さゆっ!!!!」




そんな声が遠くの方からした




俺は反射的にさゆりを腕から離した



< 221 / 268 >

この作品をシェア

pagetop