君からの好きって言葉がほしくて。



結局、隼人の想いは届かず



佐伯くんに決まった



佐伯くんは爽やかな黒髪が似合う好青年という感じ



放課後になり、私は佐伯くんの席に行った


「よろしくね」


「俺、椎名さんと一緒なんて嬉しいよ」


「ほんと?ならよかった」



私はほっとして微笑んだ



迷惑だったらどうしようって思ってたから



笑った私をじっと見て佐伯くんが口を開いた


「ねぇ、椎名さん…


< 48 / 268 >

この作品をシェア

pagetop