青いブレスレット-Second-
「紗奈、ほんとに来るの?」
「え?」
学校からの帰り道、また水原くんがわたしに言った。
「どうして?いや?」
「そういうわけじゃないけど…」
水原くんは何か言いたそうな顔をしてる。
でも、なにも言わない。
…もしかして。
わたしみたいな彼女じゃ恥ずかしいとか……?
「あっ」
水原くんの携帯が鳴る。
電話みたいだ。
「紗奈、ちょっとごめん。………もしもし?あ、大輔??」
さっき同窓会の話をした、篠原くんみたいだ。
何の用事だろう。
「うん、今一緒に帰ってるけど………え?なんで?」
なんか電話でもめてる。
なんの話してるの?
「あーもー分かったから!少しだけな!………紗奈、ごめん」
「ん?なに?」
水原くんはすごい申し訳なさそうな顔をしている。
「大輔と中学のクラスメートが電話してきたんだけど、紗奈と少し話してみたいって。少しだけ、いい?」
「…えっ」
ほんの一瞬、なぜか順也くんと電話したときのことが頭をよぎって怖くなった。
でも、さすがにあんなことはもうないか……?
わたしは恐る恐る携帯を受け取った。
「え?」
学校からの帰り道、また水原くんがわたしに言った。
「どうして?いや?」
「そういうわけじゃないけど…」
水原くんは何か言いたそうな顔をしてる。
でも、なにも言わない。
…もしかして。
わたしみたいな彼女じゃ恥ずかしいとか……?
「あっ」
水原くんの携帯が鳴る。
電話みたいだ。
「紗奈、ちょっとごめん。………もしもし?あ、大輔??」
さっき同窓会の話をした、篠原くんみたいだ。
何の用事だろう。
「うん、今一緒に帰ってるけど………え?なんで?」
なんか電話でもめてる。
なんの話してるの?
「あーもー分かったから!少しだけな!………紗奈、ごめん」
「ん?なに?」
水原くんはすごい申し訳なさそうな顔をしている。
「大輔と中学のクラスメートが電話してきたんだけど、紗奈と少し話してみたいって。少しだけ、いい?」
「…えっ」
ほんの一瞬、なぜか順也くんと電話したときのことが頭をよぎって怖くなった。
でも、さすがにあんなことはもうないか……?
わたしは恐る恐る携帯を受け取った。