青いブレスレット-Second-
家に着いて、自分の部屋に入る。



わたしは、そっと手鏡を持ってみた。



…変わらない。



友達はキレイになったと言ってくれるけど、なにも変わったようには見えない。


これじゃあ同窓会に行っても、ガッカリされる…?



水原くんは自分から女の子を好きになったことがないって言ってた。

それは中学の友達も知ってるっぽかった。


しかもアプローチされて付き合ったのは、七海ちゃんみたいな可愛い女の子。



それじゃあ、わたしはすごいレベルの子だと勘違いされてるんじゃ………!?




「うあーーーーーー!」


ベッドに飛び込んでゴロゴロゴロゴロ。



なんか、これ、久しぶりだな。




にしても、どうすればいいんだろう。


水原くんに似合う、可愛い彼女だって思われたい。


水原くんの中学のクラスメートたちにも、認めてもらいたい………。
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