青いブレスレット-Second-
階段を上ると、部屋がいくつかある。
手前の部屋だけ明かりがついていて、にぎやかだ。
水原くんが襖を開けると……。
「水原ー!!!」
部屋には人が大勢いる。
「ちゃんと紗奈ちゃんつれてきたか?」
あ、篠原くんだ。
「え!なになに、この子が水原の彼女!?」
みんなの視線がわたしに向く。
こ、こわい…!
「可愛いじゃん!」
…え?
「清楚系か!」
「水原はこういう子がタイプだったんだなー」
みんな水原くんをからかい始めた。
…誰も、「え?」っていう顔をしてない。
お世辞かもしんないけど、可愛いって言ってくれてる。
嬉しい………!
「紗奈ちゃんって言うんだよ!ね!」
篠原くんにそう声をかけられて、ハッとする。
「あ、あの、これよかったらみんなで食べてください…」
おそるおそる、昨日買ってきたクッキーの詰め合わせを差し出した。
「え!お土産!?めっちゃ出来た彼女じゃん!」
「水原お前いい子捕まえたな!」
ホッとした。
彼女として認めてもらえたみたい。
嬉しくて、水原くんを横目でチラッと見る。
……あれ?
やっぱり水原くん、なんか機嫌悪く見える……。
手前の部屋だけ明かりがついていて、にぎやかだ。
水原くんが襖を開けると……。
「水原ー!!!」
部屋には人が大勢いる。
「ちゃんと紗奈ちゃんつれてきたか?」
あ、篠原くんだ。
「え!なになに、この子が水原の彼女!?」
みんなの視線がわたしに向く。
こ、こわい…!
「可愛いじゃん!」
…え?
「清楚系か!」
「水原はこういう子がタイプだったんだなー」
みんな水原くんをからかい始めた。
…誰も、「え?」っていう顔をしてない。
お世辞かもしんないけど、可愛いって言ってくれてる。
嬉しい………!
「紗奈ちゃんって言うんだよ!ね!」
篠原くんにそう声をかけられて、ハッとする。
「あ、あの、これよかったらみんなで食べてください…」
おそるおそる、昨日買ってきたクッキーの詰め合わせを差し出した。
「え!お土産!?めっちゃ出来た彼女じゃん!」
「水原お前いい子捕まえたな!」
ホッとした。
彼女として認めてもらえたみたい。
嬉しくて、水原くんを横目でチラッと見る。
……あれ?
やっぱり水原くん、なんか機嫌悪く見える……。