青いブレスレット-Second-
「………あれ?」
立ち上がれない。
…右手首を掴まれてる。
えっ………?
水原くんがわたしの右手首を掴んでる。
酔って意識が朦朧としてたんじゃないの…?
これには七海ちゃんもひなのちゃんも、わたしもびっくりした。
「と、透、離してあげなよ」
ひなのちゃんがさりげなく水原くんの手をわたしから離そうとする。
「嫌」
水原くんは離そうとしない。
「と、透…」
「水原!」
大輔くんが部屋の外から来た。
「大丈夫か?空いてる部屋あるからそこで休んでろよ。紗奈ちゃん、一緒に来て」
「う、うん」
フラフラしながら立ち上がる水原くんが倒れないように、大輔くんと二人で支えた。
「大輔、介抱ならあたしたちが…」
七海ちゃんが言いかけた言葉を、大輔くんが遮る。
「何言ってんだよ、それは紗奈ちゃんの役目だろ。お前らのやることじゃない」
そう言うと、二人は黙り込んだ。
わたしたちはゆっくり部屋を出た。
立ち上がれない。
…右手首を掴まれてる。
えっ………?
水原くんがわたしの右手首を掴んでる。
酔って意識が朦朧としてたんじゃないの…?
これには七海ちゃんもひなのちゃんも、わたしもびっくりした。
「と、透、離してあげなよ」
ひなのちゃんがさりげなく水原くんの手をわたしから離そうとする。
「嫌」
水原くんは離そうとしない。
「と、透…」
「水原!」
大輔くんが部屋の外から来た。
「大丈夫か?空いてる部屋あるからそこで休んでろよ。紗奈ちゃん、一緒に来て」
「う、うん」
フラフラしながら立ち上がる水原くんが倒れないように、大輔くんと二人で支えた。
「大輔、介抱ならあたしたちが…」
七海ちゃんが言いかけた言葉を、大輔くんが遮る。
「何言ってんだよ、それは紗奈ちゃんの役目だろ。お前らのやることじゃない」
そう言うと、二人は黙り込んだ。
わたしたちはゆっくり部屋を出た。