青いブレスレット-Second-
水原くんは急に起き上がった。



顔が真っ赤になって、口元を手で押さえてる。



「水原くん、どうしたの…?」


声をかけると、水原くんはいきなり頭を下げた。



「ごめん!!!」

「えっ!?」



びっくりして、わたしも起き上がった。



「え?なにが??」


水原くんは何も言わない。


あ、もしかして………。



「…昨日のこと、覚えてるの……?」



やっぱり何も答えない。


そっか、忘れてなかったんだ。



昨日はひとりじめ発言があったり、大人なキスをしたり、服に手を入れたり……。



思い出すとこっちまで恥ずかしくなってきた。



「…いたっ!」


水原くんが急に頭を押さえた。


「どうしたの!?」

「…二日酔いかな……」

「もう少し横になったら?」



そう言うと、水原くんはゆっくり横になった。

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